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2017年09月11日 (月)コラム

雇用保険ってなに?

こんにちは。HRプラス社会保険労務士法人の小髙美希です。

これまで改正にかかる変更点についてお話ししてきましたが、先日知人に「雇用保険ってそもそもなに?」と質問されたことをうけ、今回からはずばり雇用保険とは、というテーマで数回にわたりコラムをお届けしたいと思います。

■雇用保険ってなに?
健康保険料や厚生年金保険料と同じように毎月給与から控除されている雇用保険料。実はなんのための保険なのか、意識していない人も多いのではないでしょうか。
雇用保険制度は、労働者が失業した場合などに必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに再就職の援助を行うことなどを目的とした雇用に関する総合的な機能をもった制度です。 中でも広く知られているものは失業したときに給付される求職者給付(基本手当)ですが、そのほかにも育児や介護などの理由で休業した場合も一定の用件のもと給付を受けることができますし、定年再雇用で給与が下がってしまった場合にも継続して働いていくことができるよう一部を補填してくれる給付もあります。

雇用保険の役割は大きく以下の2つに分けられます。(ハローワークインターネットサービスHPより引用)

①労働者が失業してその所得の源泉を喪失した場合、労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合及び労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合に、生活及び雇用の安定と就職の促進のために失業等給付を支給
②失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図るためのニ事業を実施

雇用保険は厚生労働省が管理運営を行い、その事務手続きや給付業務はハローワークで行われます。主な財源は事業主から納められる保険料ですが、国庫も一定の割合を負担しています。
また、雇用保険は政府管掌の強制保険制度です。つまり、事業主が従業員を一人でも雇った場合は、雇用保険に加入することとなっており、原則として強制的に適用となります。

■雇用保険に加入する条件とは?
先にお話ししたように、雇用保険は強制保険制度であり、労働者は基本的に本人の意思とは関係なく、雇用保険の被保険者となります。つまり、会社で働いている人は本人が希望しなくても雇用保険に加入しているのですが、労働者の雇用形態や年齢等によって以下の4つの種類に分類されます。

①一般被保険者
以下②~④に当てはまらない65歳未満の被保険者
②高年齢継続被保険者
65歳以上の方で、一週間の所定労働時間が20時間以上ある方
③短期雇用特例被保険者
4ヶ月以内の期間を定めて季節的に雇用される方で、一週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の方
④日雇労働被保険者
日々雇用される方、または30日以内の期間を定めて雇用される方


■おわりに

パートやアルバイトも例外ではありません。一週間の所定労働時間が20時間以上であること、かつ同一の事業主に31日以上継続して雇用されることが見込まれることで雇用保険の被保険者となります。
今回は雇用保険の概要をお伝えしました。次回からは給付について触れていきたいと思います。

 

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