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2017年12月27日 (水)コラム

労働災害発生時の備え~災害発生時にすべき行動編~

こんにちは。HRプラス社会保険労務士法人の九内です。

今回は、災害発生時に実際にどのような行動を取れば良いのかという点についてお伝えしたいと思います。

 

■災害発生したら行うこと

①現状の保存

警察署も労働基準監督署も災害発生時の状況を確認しようとして現場検証を行います。そのため現状の保存は重要です。立入禁止区域の設定する等対策をしましょう。

②安全対策

災害発生現場で、次の被災者を出さないように養生するなどの安全対策を講じることです。例えば、墜落災害では救助する人や災害発生原因調査担当者がまた墜落する危険性があります。

 

■災害現場検証・災害防止対策でやっておくと良いこと

①災害発生時の状況の写真撮影

警察署、労働基準監督署は災害発生時の状況を確認します。二次災害防止目的で養生等安全対策して災害発生時の状況と異なる状況を黙っていると証拠隠滅容疑で強制調査を受ける可能性もあります。写真撮影するなど記録を残し、現場検証の際に警察署・労働基準監督署の担当官に見せながら二次災害防止目的ので養生等安全対策を行った旨を説明できると良いでしょう。

②災害発生現場確認者の立ち合い

災害発生時、発生現場にいて状況を見ていた方が対応するのが重要です。警察署も労働基準監督署も発生時の真実を知りたいので、人からのまた聞きを嫌がります。

 

■現場検証後の対応

①労働者死傷病報告の提出

労働災害等により負傷や死亡、休業した場合に提出が必要となります。
注意点は労災保険を使ったことについての報告ではありません。業務災害と認定されるかどうかの決定は時間がかかります。労働者死傷病報告は、労働基準監督署が立入調査を行うかどうか判断するために必要となります。提出が遅れたり虚偽の記載をすると「労災かくし」を疑われ書類送検させる可能性がありますので、必ず提出しましょう。

 

<提出期限>

休業日数1日~3日1月~3月4月30日まで
4月~6月7月31日まで
7月~9月10月31日まで
10月~12月翌年1月31日まで
休業日数4日以上遅滞なく

②事故報告書の提出

火災又は爆発、建設物倒壊等の一定の事故の場合(労働安全衛生規則第96条に掲げる事故)、遅滞なく労働基準監督署に提出が必要となります。人災であって労働者死傷病報告と一緒に提出する場合、重複する事項は記載しなくてかまいません。

 

■終わりに

いかがだったでしょうか。
労災かくしを疑われないよういざという時に適切な行動が起こせるように日頃から危機管理に意識を向けておくと安心だと思います。

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