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2018年04月23日 (月)コラム

労災保険制度 給付の概要

こんにちは。HRプラス社会保険労務士法人の九内です。

労災保険制度では、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために様々な保険給付が行われております。今回は保険給付の概要を社会復帰促進等事業と併せてお伝えしていきます。

■療養(補償)給付 
・療養の給付
労災病院や労災指定医療機関等で療養を受けるとき

・療養の費用
労災病院や労災指定医療機関等以外で療養を受けるとき

■休業(補償)給付
傷病の療養のため労働することができず賃金が受けられないとき

■傷病(補償)年金
療養開始後1年6ヵ月経っても傷病が治らないで障害の程度が傷病等級に該当するとき

■障害(補償)給付
・一時金
傷病が治って障害等級第8級から第14級までに該当する身体障害が残ったとき

・年金
傷病が治って障害等級第1級から7級までに該当する身体障害が残ったとき

■介護(補償)給付
障害(補償)年金又は傷病(補償)年金の一定の障害により現に介護を受けているとき

■遺族(補償)給付
・年金
労働者が死亡したとき

・一時金
労働者が死亡し遺族(補償)年金を受け得る遺族が全くいないとき

■葬祭料(葬祭給付)
労働者が死亡したとき

■二次健康診断等給付
・二次健康診断
定期健康診断等の結果、脳・心臓疾患に関連する一定の項目について異常の所見があるとき

・特定保健指導
二次健康診断結果に基づき行われる医師または保健師による保険指導

■その他の給付
・通院費
療養の費用の支給のうちのひとつ。居住地や勤務地から片道2キロ以上の同一市区町村の適切な医療機関へ通院した場合

・休業補償特別援護金
事業場の廃止または事業主の行方不明後に疾病の発生が確定した場合などで、待期期間(3日間)の休業補償を受けられない場合

・長期家族介護者援護金
一定の障害により障害等級第1級の障害(補償)年金または傷病等級第1級の傷病(補償)年金を10年以上受給していた方が、業務以外の原因で死亡したとき、その遺族が一定
の要件を満たす場合

・未支給の保険給付、特別支給金
亡くなった保険給付を受ける権利を有する方(受給権者)に未支給の保険給付がある場合

・労災就学援護費、労災就労保育援護費
遺族(補償)年金や障害(補償)給付を受けている者や遺児で学費の支払いが困難と認められる場合や保育費用を援護する必要があると認められる場合

・アフターケア通院費
後遺症が変化したり後遺障害に付随する疾病を発症させるおそれがあり、健康管理手帳の交付をうけた場合

・義肢等装具の費用の支給
障害(補償)給付の支給を受けている等一定の要件を満たす場合に購入(修理)に要した費用を基準額の範囲内で支給

・外科後処置
障害(補償)給付を受けた場合、後遺障害の軽減や義肢の装着などのための手術や診察を受ける場合

■終わりに
労災保険制度の保険給付・社会復帰促進等事業は多岐にわたり行われております。
人事・総務担当者の方は、請求漏れがないように日頃からどのような給付があるのかを確認しておくといざという時にスムーズに対応できるのではないのでしょうか。

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