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2018年05月09日 (水)コラム

社会保障制度とは

こんにちは、HRプラス社会保険労務士法人の菅谷詩歩です。

先日、健康保険組合連合会による今年度予算集計が公表されました。2007年に1518あった健保組合は2018年現在、1389となり減少しています。そのうち6割以上が赤字となるそうです。財政悪化の要因は高齢者医療への負担増大が最も大きいものです。
「みんながお金を出し合って、みんなを支える」日本の社会保障制度とはどのようなものなのでしょうか?今回改めて、この社会保障制度について深堀していきたいと思います。

『社会保障制度とは、疾病、負傷、分娩、廃疾、死亡、老齢、失業、多子その他困窮の原因に対し、保険的方法又は直接公の負担において経済保障の途を講じ、生活困窮に陥った者に対しては国家扶助によって最低限度を保証するとともに、公衆衛生および社会福祉の向上を図り、もってすべての国民が文化的社会の成員たるに値する生活を営むことができるようにすることをいう。』(「社会保障制度に関する勧告」昭和25年社会保障制度審議会)

社会保障は大きく分けて以下の4つに分類できます。

① 社会保険
病気、出産、死亡等の保険事故(生きる上でのさまざまなイベントとでもいいましょうか)に対し一定の給付を行い、生活の安定を図るもの。加入者の保険料によって運営されることが主であり、予防的に所得保障がなされるものなので、防貧的所得保障と呼ばれています。(例:年金・医療・介護)

② 社会福祉
心身等のハンディキャップがある人に対し、公的な支援を行う制度。(例:児童福祉、母子家庭、障がい者支援)

③ 公的扶助
生活に困窮する国民に対し、最低限度の生活を保障するもの。救貧的所得保障を言われており、財源のすべてが税金によります。(例:生活保護)

④ 保健医療・公衆衛生
健康に生活できるように予防、衛生のための制度。(例:伝染病等の疾病予防、食品や医薬品の安全に関する公衆衛生)

厚生労働省「社会保障に関する基礎資料」
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001r86x-att/2r9852000001r8r8.pdf
「社会保障制度とは」
http://www.mhlw.go.jp/seisaku/dl/21a.pdf

次回も引き続き、わが国の社会保障の特徴についてお伝えいたします。

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