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2018年08月31日 (金)コラム

雇用保険って何? ~基本手当受給の流れ~

こんにちは、HRプラス社会保険労務士法人の小髙美希です。
今回は基本手当を受給するまでの流れについてご説明したいと思います。

~前回のおさらい~ 詳しくは前回のコラムをご参照ください!

・離職票には何が書いてあるの?
離職票は、基本手当を受給するために必要な書類です。離職票は2種類あり、「離職票-1」には被保険者の基本的な情報や資格喪失区分が、「離職票-2」に離職日以前の賃金の情報や離職区分、離職理由の具体的内容が記載されています。


 

さて、今回は離職票を実際にどう使って手当を受給するのか、簡単な流れをみていきます。
人事担当者の方は、退職者から離職票の発行を急いでほしいと言われることも多いかと思います。実は受給できるまでに長い道のりがあるのです。

■離職票をもらったら?
①自分の住所の管轄のハローワークに求職の申し込みをします。
そもそも、基本手当を受給するには、「失業の状態」にあることが必須です。「失業の状態」とは、就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、本人やハローワークの努力によっても、職業に就くことができない状態をさします。そのため、まずは求職の申し込みをする必要があります。
(持って行くもの)
・離職票-1、2
・マイナンバーカード(今はマイナンバー運用が始まり、必須書類になりました。)
・印鑑
・写真2枚
・通帳(本人名義)

②受給資格の決定を受けます。
ここで簡単な聞き取りがあり、離職理由が判定されます。もし、会社が記載した離職理由と辞めた側が主張する理由が食い違っている場合、ハローワークにて十分な確認を行い、必要に応じて離職票の修正を行います。

③説明会に参加します。
説明会では、雇用保険の受給の流れや就職活動について説明があります。この場で「雇用保険受給資格者証」、「失業認定申告書」が交付され、初回認定日が指定されます。

④指定された認定日にハローワークに行き、失業の認定を受けます。
認定日とは、認定日前の28日間における求職活動の実績を報告し、失業の認定を受ける日です。前述した「失業の状態」であると認定をされないと基本手当は受給できません。

⑤基本手当が振り込まれます。
認定日より1週間程で、指定した金融機関の口座に基本手当が振り込まれます。

⑥就職、もしくは支給終了まで、求職活動をしながら、④→⑤を繰り返します。

以上が簡単な流れになります。ハローワークによって若干の違いはありますが、大まかな流れは変わりません。

 

■待機期間と給付制限期間に注意!
・待機期間
求職の申し込み日を含めてから通算して7日間を指します。この7日間は離職理由がなにであろうと必ず発生します。この期間は基本手当を受け取ることはできません。

・給付制限期間
待機期間が満了したあとに始まる期間を指します。この期間は離職理由によって異なります。自己都合退職であれば3ヶ月、解雇などの会社都合退職であればこの期間は発生しません。(詳細は前々回のコラムをご参照ください。)

上記の期間を経て、認定を受け、初めて受給となります。以前お伝えしたとおり、受給期間は原則として「離職した日の翌日から1年間」です。会社が離職票の発行に時間がかかってしまうと、それだけ受給できる日が先になってしまいますし、期間内に受給できない場合も発生します。退職者のその後も考え、離職票は早めに手続きをしたいですね。

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