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2019年11月05日 (火)コラム

被扶養者①

HRプラス社会保険労務士法人の菅谷詩歩です。先日、弊所秋季セミナーが行われました。ご参加いただいた企業様、当日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございました。私は『副業・兼業の現状とこれから』についてお話させていただきました。今後、コラム等でも情報を発信させていただければと思います。

 

今回は、近年要件や申請時の流れも変化しがちの被扶養者について、複数回にわけてご案内いたします。

健康保険では、被保険者が病気やケガ、出産した場合に保険給付が行われます。そしてその被保険者の被扶養者も同じように保険給付が行われます。

■被扶養者の要件と範囲

被扶養者の要件と範囲は以下になります。

要件範囲
主として生計維持被保険者の直系尊属、配偶者、子、孫、兄弟姉妹
主として生計維持

かつ

同一世帯

被保険者の3親等内の親族で、①以外のもの
被保険者の配偶者で届出をしていないが、事実上の婚姻関係と同様の事情にあるものの父母と子
③の配偶者の死亡後におけるその父母及び子

※直系尊属・・・ここでは、自分と直接の血縁である親、それより上の血族をいいます。【父母(養父母含む)、祖父母、曾祖父母・・・】

※3親等内の親族・・・3親等内の血族及び3親等内の姻族を指します。「親等」とは、共通の始祖に遡ることによって、算出され、自分を0とした場合に父母・子・子の配偶者は1親等と数えます。その他、祖父母・兄弟姉妹・孫・孫の配偶者は2親等、曾祖父母・父母の兄弟である伯叔父母・甥姪・曾孫・曾孫の配偶者は3親等を数えることができます。

■被扶養者になるかどうかの具体例

被扶養者になるかどうかの具体例は以下です。

  1. (被保険者が)主として生計維持する別世帯の父親             → 〇
  2. (被保険者が)主として生計維持する別世帯の兄弟姉妹           → 〇
  3. (被保険者が)主として生計維持する別世帯の孫               → 〇
  4. (被保険者が)主として生計維持する別世帯の伯父                              → ×
  5. (被保険者が)主として生計維持し、同一世帯の配偶者の祖父母       → 〇
  6. (被保険者が)主として生計維持し、同一世帯である事実婚の配偶者の子   → 〇
  7. (被保険者が)主として生計維持し、同一世帯である事実婚の配偶者の祖父母   → ×

被扶養者の範囲は複雑ですので、条件や範囲が一致しているかよく確認する必要があります。

次回は被扶養者の認定に係る収入要件や申請の際に用意する書類等について具体的に解説します。

 

 

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