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2019年12月19日 (木)コラム

障害年金 ~20歳前傷病による障害基礎年金②・併合認定・年金額について~

こんにちは。HRプラス社会保険労務士法人の大坪です。今回も、障害基礎年金について更に深く見ていきたいと思います。

 

■20歳前傷病による障害基礎年金

前回のコラムで20歳前傷病による障害基礎年金の支給停止事由について述べましたが、停止されずに支給される場合、どのように支給されるのか見ていきたいと思います。

傷病の初診日において20歳未満の者が、障害認定日以後に20歳に達したときは20歳に達した日に、障害認定日が20歳に達した日後であるときはその障害認定日に、障害等級に該当する程度の障害の状態にあるときは、それぞれその要件を満たした月の翌月から障害基礎年金が支給されます。ただし、傷病の初診日に20歳未満の者であっても就職して第2号被保険者であれば、20歳前傷病による障害基礎年金ではなく、一般的な障害基礎年金が支給されます。

傷病の初診日において20歳未満であった者が、障害認定日以後に20歳に達したときは20歳に達した日後に、障害認定日が20歳に達した日後であるときはその障害認定日後に、その傷病により、65歳に達する日の前日までの間に、障害等級に該当する程度の障害の状態になった場合はその日までの期間内に限り、20歳前傷病による障害基礎年金の請求をすることができます。そしてその請求をした月の翌月から障害基礎年金が支給されます。

 

■併合認定について

障害年金は、同一人物について、異なる支給事由により複数発生することがあります。国民年金や厚生年金保険ではこの場合、前後の障害を併合し、1本の障害年金にまとめて支給することとしています。これを併合認定といいます。

原則、障害基礎年金の受給権者に対してさらに障害基礎年金を支給する事由が発生したときは、前後の障害を併合した障害の程度による障害基礎年金が支給されます。そして前後の障害を併合した障害の程度による障害基礎年金の受給権を取得したときは、従前の障害基礎年金の受給権は消滅します。

 

■年金額について

これまでどのような状況であれば障害基礎年金が支給されるのかを見てきました。障害等級に該当したら支給されることは前述のとおりですが、実際にもらえる額は次のとおりです。

 

(平成31年4月分から)

障害等級1級  780,100円×1.25+子の加算

障害等級2級  780,100円+子の加算

 

上記の通り、障害基礎年金の額には受給権者によって生計を維持しているその者の子がいるときは額が加算されます。生計を維持しているとは、年金の受給権者と生計を同一にしており、厚生労働大臣が定める金額(年収850万円、年間所得655.5万円)以上の収入が得られないと認められることを指します。子とは18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子と20歳未満であって障害等級に該当する障害の状態にある子のことを指します。加算額は次のとおりです。

 

(平成31年4月分から)

第1子・第2子   1人につき224,500円

第3子以降     1人につき74,800円

 

■さいごに

今回は、20歳前傷病による障害基礎年金の続きと併合認定、年金額についてご説明いたしました。次回ももう少し障害基礎年金について取り上げたいと思います。

 

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