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2020年01月23日 (木)コラム

雇用保険ってなに?14 ~就職促進定着手当~

こんにちは、HRプラス社会保険労務士法人の小髙美希です。

今回の「雇用保険ってそもそもなに?」シリーズは、就職促進給付の中から就職促進手当のひとつ、就業促進定着手当についてご紹介します。

 

◇前回までのおさらい 詳しくはこれまでのコラムをご参照ください!

・雇用保険の給付には大きくわけて4つの種類があります。

①求職者給付

②就職促進給付

③教育訓練給付

④雇用継続給付

・②の就職促進給付には3つの手当があります。

1. 就業促進手当

2. 移転費

3. 求職活動支援費

・1.の就業促進手当はさらに4つの手当に分けられます。

(1) 再就職手当

(2) 就業促進定着手当

(3) 就業手当

(4) 常用就職支度手当

前回は再就職手当についてご紹介しました。

 

◇就業促進定着手当ってなに?

就業促進定着手当とは、再就職手当を受給した人で、転職によって給料が下がってしまった人が受給できる手当のことです。

※再就職手当は、早期の再就職を促すために設けられた手当で、基本手当の受給資格がある方が安定した職業に就いた場合に基本手当の支給残日数(就職日の前日までの失業の認定を受けた後の残りの日数)が所定給付日数の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。

 

◇就業促進定着手当の受給要件は?

就業促進定着手当を受給するためには、下記の3つ要件をすべて満たす必要があります。

①再就職手当の支給を受けていること

②再就職手当の支給を受けた再就職の日から、同じ事業主に6ヶ月以上、雇用保険の被保険者として雇用されていること

③所定の算出方法による再就職後6ヶ月間の賃金の1日分の額が、離職前の賃金日額を下回ること

 

◇就業促進定着手当はいくらもらえるの?

就業促進定着手当の計算式は以下のとおりです。

( 離職前の賃金日額 - 再就職後6ヶ月の賃金の1日分の額 ) × 再就職後6ヶ月の賃金の支払基礎となった日数

 

※離職前の賃金日額…雇用保険受給資格者証の14欄に記載されている金額

※再就職後6ヶ月の賃金の1日分の額…

(月給)再就職後6ヶ月間の賃金の合計を180で割ったもの

(日給、時給)①②のうち金額の高い方

①再就職後6ヶ月間の賃金の合計を180で割ったもの

②(再就職後6カ月間の賃金の合計額÷働いた日数) ×70%

※再就職後6ヶ月の賃金の支払基礎となった日数…

(完全月給制)再就職後6ヶ月間の暦日

(日給月給制)再就職後6ヶ月間の所定労働日数

(日給、時給制の場合)再就職後6ヶ月間の出勤日数

 

例)Aさん(離職前の賃金日額8,500円/再就職後の賃金日額7,000円/支払基礎日数124日)の場合

(8,500円-7,000円)×124日=186,000円

 

なお、就業促進定着手当には支給上限があります。

基本手当日額×支給残日数×40%(30%)

※支給残日数…基本手当が受給できる残りの日数

 

◇就業促進定着手当をもらうためには?

以下の書類を再就職手当の支給申請を行ったハローワークへ提出します(郵送可)

・就業促進定着手当支給申請書

・雇用保険受給資格者証

・就職日から6ヶ月間の出勤簿の写し

・就職日から6ヶ月間の給与明細または賃金台帳の写し

 

 

今回は、就職促進給付の中から、就業促進手当のひとつ、就業促進定着手当についてご紹介しました。次回は「就業手当」について細かく見ていきたいと思います。

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