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2021年04月23日 (金)人事制度設計

人事制度について

こんにちは。HRプラス社会保険労務士法人の大谷です。

今回から新たに「人事制度設計」をテーマに連載を始めます。人事制度設計と聞くと何か難解でとっつきにくいイメージがあるかと思いますので、出来る限り平易な言葉を用いてご説明するように心がけます。どうぞよろしくお願いします。

◆人事制度とは

広く捉えると、人事制度は

・募集・採用

・労働時間・休日・休暇

・人事異動・出向・昇格・昇進

・賃金・賞与・退職金

・教育・能力開発

・出張・海外赴任

・退職・解雇

・福利厚生

など「ヒト」すなわち「人材」に関する仕組みのほとんどが含まれるのですが、

「人事制度設計」の対象は、従業員の処遇を決定する仕組みを指すことが多く、具体的には

・等級制度

・評価制度

・報酬制度

の3つに絞って「人事制度」と呼びます。

◆人事制度の意義

では、なぜ人事制度が必要なのでしょうか?

それは以下のとおり言い表すことができます。

人事制度の意義は

・従業員の社内での位置づけを定め、

・公正な評価と処遇を実現することで、

・人事管理の効率化、人材の育成、モチベーションの向上を図る

ことにあります。

人事評価のプロセスにおいては、上司と部下が能力発揮に関して話し合うことで人材育成が進み、能力や成果に応じた報酬を支払い、従業員のモチベーションの向上を目指す、という取組みに力を入れる企業が増えています。そのため人事制度は、自社の企業理念や経営戦略を的確に反映させ、どんな仕組みの下でどのように評価し、どうやって報酬を決めるのか、また、そのためにどのような運用を行っていくのかなどを、明確に示していくことが求められます。

◆人事制度の概要

人事制度は以下の3つの仕組みで構成されます。

(1)等級制度

能力レベルや職務内容などを基準とした「等級」を定めて、従業員の社内での位置づけを決める仕組み。人事制度全体の柱となるもので、これに基づいて評価内容や処遇が決まる。

(2)評価制度

査定、人事考課とも呼ばれ、従業員の能力発揮や職務上の成果などを評価する制度。評価結果に基づいて、等級の昇降格や報酬の金額が決まる。

(3)報酬制度

等級や評価結果に基づいて、従業員の月例給与、賞与などが決まる。

 

以上概要を説明いたしましたが、次回以降は各制度の具体的な内容などを解説していきたいと思います。

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